2021年05月02日

色々な9Vアダプター(センターマイナス)をテスターで測ってみた。その1

9Vアダプター


各社、音楽メーカーに限らず山ほど世の中にはACアダプターが溢れてますな。

そんでもって、古い物から新しい物まで値段がピンキリで取引されてる。

例えばBOSSなんかだとACA-100っていう古いアダプターが高価で未だに取引されてるんすよね。

っていうのも、昔はACアダプター側で電圧を安定化出来なかったので、エフェクター側で9Vに安定化させてた時代があって、そうすると9Vって記載さてるのより実際は大きい電圧を流すACアダプターがあるわけです。
それがACA-100みたいなアダプターだったりして、古いBOSSコンに使う為に貴重品だったりします。

とはいえ、楽器メーカーに限らず様々なアダプターがあるので、出力やアダプターの種類さえ適合していれば代用出来るじゃん!
わざわざ純正品にこだわる必要ないんじゃね?!

ってことで色んなアダプターの電圧を測定して、リスト化したくなったのでまとめます。

実測


使用テスターはこいつ。

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みんな大好き「DT-830B」
安物ですが必要十分な代物。

元のリードが貧弱ですぐ壊れた為、TOSNEOってメーカーのリード線にしてます。

CAJ PB05DC9-2.1

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OUTPUT : DC9V 500mA

エフェクター用の一般的な9Vアダプター。
物としても軽く、アダプターの種類はスイッチング式。

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テスターはほぼぴったり9V(9.05V)を指し続けます。

HITACHI HAC-BP10

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OUTPUT : DC9V 2A

なんのアダプターなのかは分かりませんヽ(゜ロ。)ノ
アダプターの種類はトランス式.....に見せかけてやたら軽いのでスイッチング電源。
ケーブルにノイズ対策としてフェライトコアが付いている優れもの。

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テスターでは9.88Vを指しています。

スイッチング電源と言えど、2A流した時には若干電圧が下がるので、所謂電池電圧の9.6Vに近しく好きなアダプター。

Roland ACA-100T

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OUTPUT : DC9V 150mA

BOSS ACA-100、ACA-100Gのあとに出た最後のACA-100シリーズ。
小さいですがトランス式ACアダプター。

20210504_172315.jpg

テスターでは12.8Vを指しています。
いわゆる、非安定化のトランス式ACアダプターです。

BOSSコンの電流は最小でCS-2やOC-2の4mA、最大でもSP-1の23mAです。
つまり使用時には、せいぜい1V程度しか下がらないことが想定され、11V後半がエフェクターが流れます。
※メモ
BF-2 : 15mA
CE-2 : 9mA
CE-2B : 10mA
CE-3 : 18mA
CS-2 : 4mA
CS-3 : 11mA
DF-2 : 10mA
DM-2 : 11mA
DS-1 : 10mA
FT-2 : 16mA
GE-7 : 10mA
GE-7B : 16mA
HF-2 : 18mA
HM-2 : 10mA
LM-2 : 12mA
NF-2 : 20mA
OC-2 : 4mA
OD-1 : 4.5mA
OD-2 : 10mA
PH-1 : 7mA
PH-2 : 16mA
SD-1 : 10mA
SG-1 : 7mA
SP-1 : 23mA
TW-1 : 6mA
VB-2 : 14mA

SONY AC-940

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OUTPUT : DC9V 600mA

SONYのCDプレーヤー用のアダプター。
600mA対応ですので、そこそこ大きいトランス式です。

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テスターでは12.58Vを指しており、非安定化。
無負荷時の電圧はACA-100に似通っており、所有しているOD-2に使用したところ、当然ランプもしっかり光り、動作も良好です。

ZOOM AD-0006A

20210504_173115.jpg

OUTPUT : DC9V 300mA

ZOOMのマルチエフェクター用の古いACアダプターです。
コンパクトエフェクターに使用すると、ブーーーンとハムノイズが出ることで有名。

っていうのも、ACA-100と同じくアダプター本体に平滑回路がなく、オシロで見るとリップルという波うちが確認出来ます。
そのため、マルチエフェクターに平滑回路を持たせた設計となっています。

20210504_173250.jpg

テスターでは14.72Vを指しており、非安定化。

●対応機種:1010,1201,1202,1204,2020,3030,4040,500シリーズ,3000,3000B,2100,234,ST224,RT-123,GFX707,BFX708,RFX300,GM-200,500-IIシリーズ,RT323,TM01,PD01,UF01,HL01,606,607,MRS-4,MRT-3,707-II,708-II,PS-02

PSE-0015/0010 HKSD-120247

20210504_172610.jpg

OUTPUT : DC9V 300mA

MODEL NO : PSE-0015/0010
PART NO : HKSD-120247

なんのアダプターかは不明。

20210504_172738.jpg

テスターでは14.53Vを指しており、勿論非安定化。
非常にZOOMのAD-0006Aに似通っており、代わりとして扱えると思います。

こういう謎のACアダプターはめちゃくちゃ安く買えるので、代替品をお探しの方にお勧め。

まとめ

種類電圧(V)
CAJ PB05DC9-2.1スイッチング式9.05
HITACHI HAC-BP10スイッチング式9.88
Roland ACA-100T非安定化トランス式12.8
SONY AC-940非安定化トランス式12.58
ZOOM AD-0006A非安定化トランス式14.72
PSE-0015/0010 HKSD-120247非安定化トランス式14.53

今日はここまで。
シリーズ化の予定。
また測定したのち、リスト更新します。

したらな。
posted by mugeek at 23:15 | Comment(0) | ACアダプター | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月28日

MDR-CD900STのイヤーパッドをYAXI STPAD-DX-LRへの交換した話と交換方法

10年使ったSONY MDR-CD900ST


ド定番アイテムみんな大好きMDR-CD900ST
もう10年近く使ってるんですが、ここ数年ボロボロなまま使ってたんすよね。

そんな私のボロボロイヤーパッドはこちら
20200918_221047.jpg

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このみてくれを見てくれ。

ヤバいじゃろ

何がヤバいって音漏れがヤバい。

変えよう変えようと思ってたもののずっと変えてなくて早幾年。

今回意を決して重い腰を上げた次第。

YAXI STPAD-DX-LR


今回選んだのはこいつ

20200918_220740.jpg
YAXI STPAD-DX-LR

純正のが良いとか、ヤクシーは音の傾向が変わるとか、ハイが落ちてローが足されるとか色んな話がありますが、そんなことは知ったこっちゃない。

なぜって??

だってかっこいいじゃん。
青と赤の分かりやすいラインが美しい。

ちなみに交換の際は、写真のウレタンリングの同時購入もお忘れずに。
今回実はミスってて、ウレタンリング1つ買ったらペアで入ってるのかと勝手に思ってたらそうではなく、両耳交換の際は2つ購入しないといけません。
ご注意をば。

ウレタンリングはSONYの「2-113-149-01/02」ってやつです。

ポイント考慮するならイヤーパッドもウレタンリングもヨドバシが最安です(たぶん

ってことで早速交換


イヤーパッド取り外し

この作業はなんてことなくて、なんならボロボロ過ぎてしょっちゅう外れてたんで、軽く引っ張れば取れちゃうレベルだったんすけど
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正しくはこんな感じでハマってる部分をツルッと抜いてやれば一瞬で外れます。

これを両サイドで行います。

古いウレタンリング除去

イヤーパッドを外すと、ヘッドフォンユニットを固定しているバッフルが顕になるわけです。
20200918_221206.jpg

バッフルってのはこの黒と白のプレートの部分。

この中央の銀色のヘッドフォンユニットの周りでボロボロになっているのが、ウレタンリングです。

横から見るとこんな感じ。

20200918_221210.jpg

いや〜ぺったんこですねぇ。

この状態だとユニットと耳がゼロ距離なので耳に優しくなけりゃ音の傾向も変わっちゃうんすよね。

ってことでウレタンリングを剥がします。

端をカリカリやってるとペリッといけます。

20200918_221511.jpg

もうただこれだけ。

ウレタンリング接着

さて、交換されるイヤーパッドもウレタンリングもゴミ箱へポイしたのであとは変えるだけ。

左手は添えるだけ。
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これがウレタンリングの外装。

ちなみに片耳分しか買ってなかったので、写真撮ったあとにもう1パック購入しました。

パッケージにはMDR-7506と書いてありますが、どちらもこのウレタンリングが純正なのでご心配なく。

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さて、取り出しますとこんな2層形状の円形スポンジが出てきます。

間違えて接着前に中央の円スポンジをくり抜くことなかれ。

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裏面は両面テープになってます。

20200918_222145.jpg

この両面テープを剥がして、見えているドライバーユニットがきれいに隠れるように、先程剥がした古いウレタンリングの接地面に貼っていくわけです。

20200918_222208.jpg

貼った状態がこちら。

よし、完成!

ではなく、真ん中を摘んでくり抜きます。

20200918_222243.jpg

外周はバッフルに貼り付いているので、貼り付いてない中央部分は思いの外ペリッと剥がれました。

これをもう片方にも行い、いよいよイヤーパッドを実装です。

イヤーパッド取り付け

お待ちかねのイヤーパッド交換。

開封の儀

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はい、かっこいい。

せっかくなのでイヤーパッドの厚みを測ってみました。

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ちょっと光で見づらいんですけど、約18.2mmでしたね。

念の為、ゴミ箱へポイした元々のイヤーパッドをサルベージして実測

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約16mmの厚みでした。
経年でだいぶ潰れてペラペラになっているので、元々はもっと厚かったはず。

誰かMDR-CD900STの純正イヤーパッド「2-115-695-01/02」の厚みをご存知の方教えて下さい。
一応ネットで調べると20mmらしいです。

どちらにせよYAXI STPAD-DX-LRはもっとゴリゴリ分厚いのかと思ってたら、純正とさほど変わらないんですね。

分厚いと密閉度が増し、ドライバーユニットと耳の距離が離れるので、その分だけローが増すわけですが、測ってみて意外と話に聞いていたより音の変化はないのではなかろうかと胸を撫で下ろしました。
(気にしてたんかい)

さて、前情報はさておき取り付け。

20200918_222419.jpg

なんてことはなく、外したときの逆工程を踏むだけ。

溝にビラビラを差し込んでいきます。

これを両側で行い完成です。

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早速使ってみた感想


聴き慣れてる音楽を聴いた結果…


‥‥‥


めちゃくちゃ違う!!!!!!!!



その変化はモニターヘッドフォンとしてアウトなんじゃないか??!!

と、お思いのそこのアナタ。

文字だけ読んだらそうでしょうそうでしょう。



いや、そもそも論アホみたいな話なんだけど

ここ最近MDR-CD900STの定位変だなぁ〜、スネアが若干左に聴こえるYO!
とか思ってたわけです。

ところがどっこいあら不思議

イヤーパッド変えたら定位が正しい位置で聴こえるではないか!!

どうやら、イヤーパッドの摩耗により耳との距離による音量に誤差が生じて定位がズレていたらしい。


しかもゴチャついて聴こえていたハイが分離して聴き取れるではないか!!

それも耳とドライバーユニットがべったりくっついてたせいですねぇ。


つまりね


‥‥‥


やべぇ状態のMDR-CD900ST使っていたってこと\(^o^)/

それが確認出来ました\(^o^)/

純正新品のイヤーパッドと比較しての音質差はもしかしたらあるのかもしれませんが、少なくともボロボロのイヤーパッド使ってる人は変えたほうがいい。

あと聞いていたほどローが増した実感はないですね。
どっちかっていうと、ボヤけてたローが締まった印象。

ただ、それもボロボロイヤーパッドとの比較なので、そりゃ全てにおいてアップグレードされたように聴こえちゃうよなぁ、って感じ。


ってことで個人的大満足。


見た目かっこいいし(結局
posted by mugeek at 15:04 | Comment(0) | メンテナンス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月04日

Native Instruments「Komplete 12 Select」がセールで50%OFF!

Native Instruments「Komplete 12」


KOMPKETE12を安く買う為に全裸待機してる人は多いと思います。
なんたって業界スタンダードなKONTAKTが入ってますからね。

色んな音源見ていて欲しくなって

「なんだよKONTAKT音源かよ!!」

って言って枕を濡らす人数知れず。

んで、KOMPLETE 12ってそのまま単品で買うと¥72,400円なんすけど、毎年やってるサマーセールとブラックフライデーで50%OFFになるんすよね。
だけど、そのまま¥72,400円の半額の¥36,200円かと思いきや、あくまでセールで半額になるのはアップデート・アップグレード製品が対象なんですよ奥さん。

つまりなんらかのKOMPLETE製品を持ってる人が対象なんすよね。

ってことで、KOMPLETE関連持っていない人からしたら、たとえサマーセールが来たとしても、実際はKOMPLETE 12のアップグレード¥47,400の半額の¥23,700円になるだけで、一番下のグレードのKOMPLETE 12 selectも買わないといけないわけ。

そのKOMPLETE 12 select自体はほとんどセールしないから

KOMPLETE 12 select ¥25,850
KOMPLETE 12 UPG ¥23,700(50%OFF価格)
合計¥49,550円

サマーセールやブラックフライデー駆使しても、5人ほど諭吉がお別れを告げてくるってわけ。

そんな中、超短い期間だけど、KOMPLETE 12 selectが半額セールしてるなう(2020年6月8日まで)

しかも今KOMPLETE 12サマーセールやってるから、KOMPLETE12欲しいならトータル約36,000円で買うことも可能。

KOMPLETE12 selectを半額で入手する方法


まずNative Instruments公式のKOMPLETE 12 select販売ページに飛びます。

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そうするとこういう画面に出ると思うので、「フルバージョン」「ダウンロード版」のままカートに入れます。

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カートに入れるとこういった画面に遷移されますので、E-パウチャーと書いているところにクーポンコードを入力します。

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今回のE-パウチャーは「select2020」
こいつを入力したのち、引き換えるをクリックすると

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表示が変わり、ここでは半額で¥12,350円と表示されてます。

あとはこのまま購入すればOK

今丁度KOMPLETE 12のアップデート・アップグレード50%オフのサマーセールもやってるので、両方使えばかなりお買い得にKOMPLETE 12が手に入ります。
サマーセールの方は2020年6月30日までやってますので、とりあえずselectをゲットしておくも良し。
お金ないから一先ずこれだけ買っておいて11月のブラックフライデーのセールを待つも良し。

どちらにしてもselect半額は6月8日まで

いそげ〜〜

posted by mugeek at 14:32 | Comment(0) | 挨拶・雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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