前のペグで空いていた穴を埋めて下準備が終わっているところからのスタート。
なお、同タイプのペグ交換をするだけならこの記事はなんの参考にもならないことは言うまでもない。
ブッシュ
穴径
さて、測らなくてもだいたいペグなんて径がロトマチックの「10mm」か、クルーソンの「8.8mm」なんすけど、それこそバッカスの入門者用とかインドネシア産のスクワイヤーとかだと径の太さバラバラなんすよね。
ってことで念のため計測。
さすが日本人、古くとも正確で「10mm」ジャストを示す模様。
今回、取り付けたいのはクルーソンタイプなので、当然このままだとゆるゆるガバガバになってしまう。
一応、GOTOH社製の商品ってオフィシャルのプロダクトページに細かい径が書いてあって、僕が取り付けたいSD91のブッシュ径は「8.8mm」。
実際に計ってみると
ノギスで測ると「8.7mm」を示しておりますが、まぁ計り方による誤差ですかね。
こんな時は専用のコンバージョンブッシュを用意する必要があります。
今回用意したのがこちら
クルーソン社が出しているブッシュです。
外径10.5mmの内径6.35mmのタイプ。
ちょっと外径太いのにしたのは、実は穴全部計ったら一つ10.3mmの穴とかもあったので念のためです。
基本的には10mmや9.98mmの物を用意した方が後が楽です。
取り付け
とにかくトントン叩いてハメていく原始的な方法で取り付けます。
注意事項としては、苦情に気をつけましょう。(経験談)
この時使うのは、鉄製ハンマーじゃなくて叩く部分が樹脂で出来ているやつですね。
鉄製だと傷ついてしまうので。
と、思いきや10mmに10.5mmをハメるのは中々しんどいんで鉄製もちょっと使いました・・・。
まぁめっちゃガッチリハマったんで結果オーライで。
全部ハメた状態がこちら。
どーでもいいけど、なんかこの状態のヘッドのネックたまに売ってますよね。
ってことでこっからペグを取り付けていきます。
ペグ
設置
ヘッドの裏側からペグをひとまずハメます。
とりあえず設置して、ビスも何もつけてない状態です。
その状態で定規などで揃えて、穴を空ける位置にペンでしるしをつけていきます。
この時、ヘッド表を机に当てちゃうとペグが浮いちゃうので、フィンガーボードとヘッドの頂点になんでもいいんで挟んで机に置いた方がいいっす。
この黒い点が、油性ペンでつけたしるしです。
穴あけ&ビス留め
黒い点に対して千枚通しで穴をゴリゴリ開けていきます。
とりあえず軽くでやっても結構穴が開くんですが、千枚通しの柄に対してハンマーでトントン当てるとさらに掘れます。
掘った穴に対してペグを取り付ける前に、ビスを回していってネジ穴をまず開けます。
開けきったところでネジを再度外します。
ペグ取り付け
ペグを改めて取り付けて、既に開けているビス穴に対しビスをハメていきます。
以上で完成です。
どうでしょうか?
ちょっと曲がった感も無きにしもあらずですが中々綺麗に出来ました。
これロトマチック径からクルーソンの交換なんで、ブッシュでどうにか出来ますが、逆は穴の拡張が必要なんでもっと大変です。
ぶっちゃけ最初から、希望スペックのギター買えってことだな。
チャンチャン