前回はスイッチング式とトランス式非安定化タイプだけでしたが、今回は安定化タイプだけを測定。
以前の記事はこちら
⇒色々な9Vアダプター(センターマイナス)をテスターで測ってみた。その1
実測
BOSS PSA-100G
OUTPUT : 9V 200mA
よくよく見慣れたであろうBOSSのエフェクター用ACアダプター。
PSAの世代としては第2世代で、販売期間は1993年〜1999年頃。
日本で製造していた最後のBOSSアダプターもこいつ。
ほぼジャスト「9V(9.01V)」を示してます。
トランス式であり安定化タイプです。
※安定化タイプは平滑回路の後に「電圧安定化回路」を追加したものです。
BOSS PSA-100P
OUTPUT : 9V 200mA
こちらは第3世代で、販売期間は1999年〜2007年頃。
ここから中国製になっていきます。
若干低い「8.93V」を示してます。
こちらもトランス式の安定化タイプです。
SHARP EA-150
OUTPUT : 9V 500mA
SHARPのポケコン用ACアダプターです。
PC-1500やPC-1600等に使われてたものです。
中々のデカさです。
9Vより1V高い「10.03V」を示します。
非安定化であれば約12.7V程度を示すため、こちらはトランス式の安定化タイプです。
安定化タイプといえど、500mA電流を流した時に若干電圧が下がるので、実際には9.7〜9.8V程度です。
ちょっと高めの電圧を流したい時にお勧めです。
番外編
ZOOM AD-0002A
OUTPUT : 9V 1000mA
■センタープラス
■内径:2.1mm
■外径:5.5mm
センタープラスなので他のアダプターと種別が違うのですが、持っていたのでついでに計ってみました。
ZOOMの9030や9050というマルチエフェクター用のアダプターです。
「13.48V」と高く、非安定化タイプであることがわかる。
定格電流が流れた時、理論値では9.56V程度に下がります。
まとめ
種類 | 電圧(V) | |
CAJ PB05DC9-2.1 | スイッチング式 | 9.05 |
HITACHI HAC-BP10 | スイッチング式 | 9.88 |
BOSS PSA-100G | 安定化トランス式 | 9.01 |
BOSS PSA-100P | 安定化トランス式 | 8.93 |
SHARP EA-150 | 安定化トランス式 | 10.03 |
Roland ACA-100T | 非安定化トランス式 | 12.8 |
SONY AC-940 | 非安定化トランス式 | 12.58 |
ZOOM AD-0006A | 非安定化トランス式 | 14.72 | PSE-0015/0010 HKSD-120247 | 非安定化トランス式 | 14.53 |
前回のと合わせて記載。
また溜まったら測定します。
したらな。