ギターボディ手入れ
普通に使ってる分にはクロスで十分なんですよね。
汚れてきたらポリッシュを使うとなおよし。
ただ色々手入れを教わってきましたが、周りのクラフトマンやリペアマンいわく頻繁にはポリッシュを使うな!
なんて教わってます。
ものによっては研磨剤が含まれていたりするので、それでやりすぎるとどんどん塗装削れますしね。
また研磨剤が含んでなくともワックス剤が入ってるものだと、どんどん厚くなっちゃいますしね。
ちなみにボディに直接ポリッシュを吹きかけるのはNGです。
溶ける可能性もありますしなによりムラができやすい。
しかしながら、もうどうしようもなく汚れてるものってありますよね。
もうこうなったら液体コンパウンドです。
しかもクルマで使われてるようなやつです。
以前リペアマンから直に教えてもらいましたが、ごくごくスタンダードな手法らしくて彼らは必ずと言っていいほど使うようです。
楽器屋にコンパウンドなんて売ってませんから知らない人が聞いたら驚くかもしれません。
僕は若かりし頃驚きました。
液体コンパウンド
コンパウンドって?って方がいるかもしれませんので簡単に説明。
一言で言うと研磨剤。
微粒子のヤスリですね。
ポリッシュの研磨剤はあかんのちゃうんかい!
ってお思いの方もいると思いますが、もちろんその通りで塗装を剥がす行為です。
一枚脱皮させてやるような感覚ですね。
ただしコンパウンドは3段階に分けてムラなく薄く丁寧にやりますし、何より頻繁にはやりません。
ポリッシュは割に頻繁にやりがちでしょ?だからだめなのです。
さてヤスリに番目ってありますよね。
コンパウンドの番目ってミクロン表記で分かりづらいものもある。
これまた個人的な資料目的でちょっとまとめたくなったので良かったらご参考下さい。
#1000:16μ
#1200:12μ
#1500:10μ
#2000:9μ
#2500:6μ
#3000:5μ
#4000:3μ←コンパウンドはこの辺から下
#8000:1μ
#10000:0.5μ←コンパウンドで鏡面仕上げタイプ
μ:ミクロン(数字は大体です。)
有名なSOFT99の液体コンパウンドに「キズ消し用3000」って書いてありますが、後ろを見てみると3μって書いてるので4000番手に値します。
ですので打痕などが気になって4段階くらいかけて丁寧にやりたい人は、紙ヤスリ#3000スタートでやっていくと良いでしょう。
ちなみに#2000番手は経験上、傷感が出ますのでオススメしません。
根気よくやれば消えますが、たぶん後悔します。
以上ボディの手入れTipsでした。