2021年11月12日

ドラムの2mix(ステム)の簡単な処理Tips

ドラム音源で楽したい


基本、本チャンではドラム音源をパラ出力するもんだけど、それでも楽したい時がある。

デモだとAddictive DrumsであったりSSDなんかが人気で、まぁちょっとでも派手にイケてる感じで鳴らしたい。

進捗を人に送ったり、ドラムのステムを聴かせたり、ってか自分のテンション上げる為だったり。
なんなら昔はドラム音源をパラ出ししないで曲をアップしてるインターネットマン達も多かったので、それを踏まえ簡単なメモ。

トップエンドに輝きを

いわゆる空気感とされる10-15kHzのシェルビングのブーストが有効とされています。

Waves公式で



こういったVitamin Sonic Enhancerを使用した動画もあります。

解説によると

サウンドがぼんやりしている場合:
トップエンド(10-15kHz以上の領域)のシェルビングをブーストをほんの少し加えることで、トラックに空気感を与える効果がもたらされます。可能性として危険なのは、シンバルやハイハットのレベルが、その他のドラムキットと比較して上がりすぎてしまうことです。サウンドの鈍さを解消するための別の方法は、Aphex Vintage Aural ExciterやVitamin Sonic Enhancerのような高域強化用プラグインを使用することです。以下のビデオでは、エンジニアのMiles Walker(Beyonce, Sia)がVitaminを用いたミキシングとマスタリングについてのデモをしています。

出典:Waves Audio マスタリングEQのタメになるTips10選

高域強化用プラグインのエンハンサーといえば、似たようなもので高次倍音を足すエンハンサーとしてSONNOX Oxford Inflatorがある。

個人的には無人島に持っていきたいレベルのプラグイン。

Sonnox公式の動画をMediaIntegrationが日本語字幕つけてくれた動画がございまして、それがこちら。



記事での解説は「MixがうまくなるTips」という連載の「平凡なドラムトラックに輝きを」という記事になってます。

こういったプラグインで味を加えることが大事

魔法の周波数8kHz

ビートルズが使っていたことで有名なEQに「RS135」がありますが、どんなEQかというと8kHzをただブーストするためだけのEQ。
(実際には16.4kHzを半分にしたので8.2kHzだという話もある。)
しかし、これが大事。

高域は人間の耳に透明感を与える効果があります。
あとになってラウドネス曲線なんてものが出来てから分かるのですが、8kHz近辺は高域の中でも人間の耳がキャッチしにくい周波数なんですよね。
だからブーストして、人間の耳に拾わせてやるわけです。

この周波数の出方で、音が急にプロっぽくなります。

昨今の音源は既に派手なものもあり、必ずしもドラムの2mixに必要とは言えませんが、必要に応じてブーストしてあげると、より抜け感と派手さは足されます。

パラレルでディストーション

これはさらにハードに聴かせたい時におすすめ。
ピークがマイルドになるので、聴覚上の量感よりミックス内で邪魔をしてこないのが良いところ。

Step 10 : ディストーションでアグレッシブさを加える
この時点で、ドラムの音はかなりうまく "ミックス "されているはずです。音色やダイナミクスの観点から見ても、ドラムはトラックの中にうまく収まっており、ボーカルの邪魔になることはありません。しかし、ドラムのサウンドにエッジを効かせ、攻撃性を加え、ジャンルによっては、リスナーにもう少しハードに響かせたいとしたらどうでしょうか?パラレルディストーションを追加してみましょう。これにより、あなたのドラムがミックスの中で「主張をする」ことができるようになるでしょう。

MDMX Distortion Modules を Aux センドに立ち上げ、ドラムバスの信号をこのパラレルドライブチャンネルにルーティングしてみてください。ドラムに厚みと色が加わったような感覚がすぐに得られるはずです。曲に合ったサウンドを得るために、ディストーションシェイプとゲインノブを弄ってみましょう。プラグインのコンプレッション設定をいじって、ディストーションのダイナミックな特性を変えることもできます。MDMX Distortion Modules のEQをシェイプすることで、ミックスの中でより大きな音を出したい特定の周波数領域を微調整することができます。

出典:11のステップでプロのサウンドへ。ドラムのミキシング

個人的には同じWavesのディストーションでは「Manny Marroquin Distortion」の方が扱いやすくて好みです。

リバーブやらバスコンプやら

音源に対しての処理ってことを考えて、空間系は割愛してます。
音源の方のルームマイクなんかを大きく出したり、リバーブを足すといいでしょう。

バスコンプは狙った音に対して各自選ぶのがいいでしょう。
僕はSSLを使うことが多いです。
昔はL1とかも使ってました。
最近だとVSC-2だったり、Shadow Hillsだったりも人気ですね。

あくまで趣旨は音源そのままの音だと物足りないので、楽に派手にって感じなのでその辺は頑張りたくない。
どうせあとでガッツリやるんだし。

多少手の込んだH-Compを使ったやり方だと


出典:リズム隊のミックスTips! – Vol 5 ドラムバスミックス編

知りたい方はどうぞ。
posted by mugeek at 10:46 | Comment(0) | 挨拶・雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Steven Slate Drums 5.5(SSD5.5)のベロシティ設定自分用

SSDのベロシティ


SSDってベロシティに対するサンプル数が少ないんすよね。
勿論音量自体の変化はあるんだけど、やはり打ち込みの繊細さはこの音色の差の聴かせ方が重要。

ところが、ネットでベロシティの段階をググっても見つからない。

なので自分の耳を頼りに調べてみましたので、自分用メモとして記載。

キットによっては違いがあるかもしれないので、その辺はご愛敬。

ちなみに正しくはベロシティレイヤーって言うらしい。

Kick

127〜106
105〜96
95〜74(86)
73(85)〜59
58〜44
43〜29
28〜0

Snare

127〜106
105〜86
85〜59
58〜29
28〜0

Rim Shot

127〜74
73〜0

Tom

127〜106
105〜86
85〜59
58〜44
43〜0

posted by mugeek at 09:04 | Comment(0) | 挨拶・雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
スポンサードリンク