「脱力だ!!」
って巧い方々が。
いや、それはもちろんその通りなんだけども、正解であり不正解なんよな
あの方々は天才か、もしくは脱力だと言えるだけの下積みを既に持っている方々。
唐揚げの漬け時間を無視して揚げ方の話してんすよあいつら
こっちは美味い唐揚げの作り方聞いてんねん
そもそもギターって
エレキギターの1950年代や1960年代頃のカタログ見たことありますか?
弦が一種類しかなくて、13-54のゲージっすよ。
しかも60年代後半からようやくライトゲージってものが出てきたけど、それも12-50のゲージ。
ヤバすぎない?太すぎない?
そっからも分かるとおり、そのゲージで速弾きとかしんどくない?
いや、そりゃ極太大好きスティーヴィーレイボーンなら弾けるだろうけど。
何が言いたいって、そもそもギターの起源から見るにBPM200越えの曲を弾く為に生まれた楽器でもないし、速弾きする為のゲージだったわけでもない。
でも、それでもテクニカルなことをしたいんだったら、ギター自体は大きく変わってないわけだから、人体をギター様に寄せていくしかないってわけ。
例えば車
車のメーターパネル見てください。
180kmだとか200kmまであるじゃないすか。
レースカーだと300kmとかまでありますわな。
んで、実際法定速度だなんだっつって、180km出す機会ってないじゃないすか。
高速道路の制限は100kmだし。
じゃあ100kmMAXの車作りゃいいじゃん?って思いません?
でもその答えはNOで、100kmMAXのエンジンで100km出すと壊れるんすよね。
この余力が壊れない為に大事で、人間の脱力もそこに通ずるわけです。
だからまずは、自分自身を180km出せるエンジンに育てなきゃいけないってわけ。
つまり具体的にどういうことだってばよ?
だから大事なのは筋力!!!
力こそパワー!!!
弾けないアナタに必要なのは、そうマッスル。
原チャのエンジンでレーサーに勝とうってのがまず無理なのよ。
なんだよ朗報じゃねえじゃんってお思いの方。
分かります。
僕も書きながら何言ってんだって思ってます。
タイトル間違えてるやんって。
だけど、分かりやすくないですか?
教本に書いてある通り練習したけど全然上達しない、ってこともあると思います。
でもこれは答え一発、筋肉つけろって話。
じゃあそういうけどどーやんのよ
ここは一つ筋肉の専門家が効率的に筋肉をつける方法を沢山発明してこられたので、そちらの見地から学びたい。
まぁ実は先人のギタリストたちも言ってる練習法が意外と正しくて、でも全然出来ないと練習って効果ねぇつってやめちゃうじゃんか。
だからその根拠を付け加えて、練習のモチベーションが上がる材料にしたい。
練習法
自分がなんとか弾けるBPMでダウンピッキングをし続け疲れるまで弾くことってのが昔からありますね。
これがねーーー、続けないと意味のない練習だから、結構やめちゃいがちだと思うんですよね。
成果も中々出づらいし。
ただ、これ実はめちゃくちゃ正しくて、ダンベルとか筋トレって自分が出来る回数を1セットとし、インターバル置いて3セットみたいなスケジュールでトレーニングするじゃないすか。
あれなんで3セットとかやってんのかって、1セット目で自分の筋肉全部使ってるわけではなくて、1セット目で使った筋肉がインターバルによって休んで、1セット目の時怠けてた筋肉たちが2セット目でようやく働き始める、という流れで全ての筋繊維をまんべんなく働かせて筋力つけるってトレーニングなんすよね。
だからよく聞く上記の練習法を1回だと間違いなんだけど、インターバル1分なんかを挟んでもう一度やって計3セットやるってのが効率的です。
だから例えば
@3分間:(BPM200)ブリッジミュート+ダウンピッキング
<60秒休み>
A3分間:(BPM200)ブリッジミュート+ダウンピッキング
<60秒休み>
B3分間:(BPM200)ブリッジミュート+ダウンピッキング
みたいなスケジュール
3分を5分で組んだり、BPM200を下げたり上げたりはその時のご自身の実力次第で決めてください。
そして、筋トレにおいて言われているセット数の理論なのですが
◆筋力アップ:5回以下
◆筋力肥大化:8〜12回
◆筋力持続力:15回以上
と言われてますので、ひとまずは筋力アップを目指してMAX5回のセット数で頑張りましょう。
これが余裕になってきたら将来的に持続力の15回以上を目指すといいと思いますが、その頃にはバリバリメタリカとか弾いてると思うので、そっちのが方が楽しいと思うのでその頃になったらコピーしましょう。
もちろん、上記の1セットをメタリカのイントロだけをひたすら弾きまくるとかでもいいんですよ。
オススメしない練習法
まずは余裕もって弾けるBPMから練習してそのBPMが弾けるようになったら徐々にあげていく、って練習あるじゃないすか。
無駄とも言わないし、それで得るものもあるから難しいんですけど、決して効率的ではないからちょっと時間かかるなぁって印象。
あるBPMから途端に対応できなくなるし。
それはなんでかっていうと、ピッキングの右手の振り幅がBPM上がるごとにどんどん狭くなるでしょ。
んで、あるBPMを超えたぐらいからほぼ振らないんすよね。
ゲームのコントラーラーを擦って連打するような感じじゃないすかあれ。
まぁあの動作自体は筋反射っていうんですけど。
なんならもうほぼピックが弦に当たるだけだったりしますからね、超速の曲だと。
そうなってくると、しっかり振ってた右手のピッキングだと対応できないんですよね。
だからその方法を取るなら、余裕持って弾けるBPMの時から振り幅めっちゃ狭くしてピッキングして練習した方がいいすね。
もちろん、あとはご自身が現在どのくらい弾けるかもよる話で、フォームがまだ安定してないって方はまずはフォーム固めの為に余裕持って弾けるBPMを練習したほうがいいです。
まとめ
悲しいかな、言ってることは練習がんばれ!って内容なんだけども
なんで練習がんばらなきゃいけないのか、根拠がないと走り抜けれなかったりするじゃないすか。
少なくとも僕はそうで、やっていることの意味がわかんないとがんばれないんですよね。
技術的なコツや解説だけ読み聞きして、でも巧くいかなかった方って意外といると思うんすよ。
「脱力だ」「フォームだ」「ピックだ」「ピックの握り方」だって言われても、それでもできねぇってあるでしょ。
そうか!筋肉があればいいんだ!
自分のエンジンは原チャだから弾けなかったんだ!レースカーのエンジンにすればいいんだ!
って納得できればこれは朗報だと思うんすよね。
なんで筋肉いるの?
なんで筋肉つける為にこの練習いるの?
って思う同じような方に刺さればこれ幸い。
したらな